本日付
資料№2を御覧ください。(仮称)
内幸町一丁目街区
開発計画(
南地区)
環境影響評価書案についてでございます。
項番1、
事業者を御覧ください。第一生命保険株式会社、中央日本土地建物株式会社ほか2者でございます。
項番2、
計画地の位置です。
計画地は千代田区の南部、千代田区
内幸町一丁目に位置しております。
一番下の米印を御覧いただきまして、本
計画地は千代田区でございますけれども、港区の一部が環境に影響を及ぼすおそれがある地域に入るため、関係地域として該当してございます。
次のページを御覧ください。項番3、
事業の概要です。(1)建築
計画の概要、表の中の主要な用途です。こちらはオフィス、宿泊施設、商業、ウェルネス促進施設などが入ります。延べ床面積は約31万平米、建物の高さが約230メートル、そして、工事の予定
期間が令和4年度から令和19年度となっております。
次のページを御覧ください。項番4、環境調査項目です。
計画地は「良好な環境を確保しつつ都市機能の高度化を推進する地域」内にありまして、高層建築物の新築を実施する「特定の地域における
事業」であることから、次のとおり、表のとおり、
環境影響評価項目を選定してございます。6項目ございます。本来であれば、これに史跡文化財が入る予定ですけれども、
計画地区に文化財が存在しないということから、選定をしなかったというものでございます。
次の4ページを御覧ください。こちらからが評価の結果でございます。項番5、評価等の結果の概要、(1)大気汚染でございます。黒丸の1つ目、工事の施工中、建設機械の稼働に伴い発生する二酸化窒素及び浮遊粒子状物質のところです。二酸化窒素の値につきましては0.071ppmでございまして、環境基準を0.01ppm上回ります。また、浮遊粒子状物質の値につきましては、環境基準内に収まっているというものでございます。
このようなことから、工事の実施に当たっては、建設機械の集中稼働を避けた効率的な作業に努め、最新の排出ガス対策型の建設機械の使用に努めるとともに、建設機械の不必要なアイドリングの防止や良質な燃料の使用等により、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の影響の低減に努めるという
計画とされております。
次の5ページを御覧ください。(2)騒音・振動です。黒丸の1つ目、工事の施工中です。建設機械の稼働に伴う建設作業騒音です。建設機械の稼働に伴う建設作業の騒音レベルは、解体工事では最大82デシベル、建設工事では最大78デシベルでありまして、評価の指標とした基準を下回るものでございます。
続きまして、その下の括弧書き、建設機械の稼働に伴う建設作業振動です。建設作業の振動レベルは、解体工事では最大69デシベル、建設工事では最大68デシベルということで、基準値を両方とも下回るものでございます。
6ページを御覧ください。日影です。工事の完了後になります。こちら、
計画地の西側には日比谷公園が存在するため、東京都建築安全条例とその解説に準拠し、日影基準が評価の指標とされています。予測結果によりますと、日比谷公園に生じる日影は3時間未満と予測されており、日影規制を満足するものでございます。
(4)電波障害です。工事の完了後のところを御覧いただきまして、地上デジタル放送と衛星放送について、遮へい障害が生じると予測されております。ただ、こちらは、受信障害が発生した場合には、適切な受信障害対策を講じることにより、テレビ電波の受信障害は解消すると考えているということでございます。住民からの問合せに対しては、相談受付の窓口を設置し、迅速かつ適切な対応を行うという措置を取る予定でございます。
(5)風環境です。工事の完了後でございます。
計画建築物建設前の風環境は、領域A及び領域Bでございます。建設後は、一部において建築前に比べて領域の変化が見られますが、全ての地点において、中高層市街地相当の風環境である領域Cに収まっているというものでございます。植樹する樹木は十分成長した樹木、十分な根入れ深さを確保するとともに、倒木を防ぐ対策を実施していくというものでございます。
次の7ページを御覧ください。(6)景観です。こちらは、主要な景観の構成要素は、
計画地内は中高層の建築物、公園等でございまして、工事の完了後では、
計画地内は高層の建築物、
計画地周辺は現況と同じです。このため、主要な景観の構成要素は大きく変化しないという予測をされております。
続きまして、8ページを御覧ください。項番の6、
環境影響評価の手続です。(2)の説明会の開催がございました。6月14日と19日です。後ほど資料で簡単に御説明いたします。
(5)意見書の提出
期間が、7月26日月曜日までとなっております。このため、区長の意見を7月26日月曜日までに提出をする予定でございます。
次のページを御覧ください。
資料№2-2になります。
資料№2-2は
南地区の区長意見です。
項番の1、総論です。(1)、こちらは調査の方法、評価の基準などについて、内容及び表現をさらに工夫して、
区民が理解しやすいものとなるようにしてくださいということ、あと(2)として、
計画地周辺の方からの御意見・要望については、真摯に対応してくださいということ。
項番の2の各論の(1)大気汚染です。窒素酸化物及び粉じんによる大気汚染を防止するため、最新の排出ガス対策型の建設機械の使用や、アイドリングストップの確実な実施等により、環境基準を上回ることがないように、より一層の低減に努めてくださいというもの。
(2)騒音・振動です。建設作業に当たっては、周辺環境に与える影響を低減するよう適切な対応を講じてください。ポチの2つ目です。工事車両について、車両の出入りする動線や時間帯等を工夫するとともに、
交通安全の徹底に努めてください。
(3)電波障害です。この建物によって電波障害が生じた場合には、適切な対策を講じるとともに、近隣住民からの問合せに対しては丁寧に対応してください。
(4)風環境です。ポチの2つ目です。ビル風軽減策の検討に当たっては、防風植栽以外にもフェンス、あとは防風スクリーン、ひさし、建物形状、そういったものを設けるなど総合的に検討し、さらに工夫をしていただきたいということ。ポチの3つ目ですが、防風機能を満足するような成長した樹木等の選定などを行ってください。そして、適切な植栽の維持管理を行ってくださいというものです。また、4つ目には、近隣住民からの風に対する陳情・苦情等には、丁寧に対応してくださいということを書かせていただきました。
続きまして、
資料№2-3、次のページを御覧ください。こちらは説明会の開催の結果でございます。項番1の(3)出席者の人数ですけれども、14日には34名、19日が9名参加をして、項番2の質疑応答のところに意見が記載されておりますけれども、こちらは当日、質問・意見はございませんでした。
続きまして、
資料№3を御覧ください。こちらは中地区となります。
項番1の
事業者につきましては、エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社ほか3者でございます。
次のページを御覧ください。2ページでございます。項番3、(1)建築
計画の概要です。主要な用途、オフィス、宿泊施設、商業、ホールなどでございます。最高の高さは230メートルで、
南地区と同じです。工事の予定
期間も
南地区と同じで、令和4年から令和19年となっております。下の配置
計画図を御覧いただきますと、この3地区のちょうど中央に位置してございます。
次のページを御覧ください。項番4、環境調査項目ですけれども、こちらも先ほどの
南地区と同じ、6項目でございます。
続きまして、4ページを御覧ください。項番5、評価等の結果の概要です。
(1)大気汚染です。工事の施工中、こちらは、二酸化窒素の値は0.07ppmでありまして、こちらも環境基準を上回るというもの。あと、浮遊粒子状物質の値は、環境基準を満たしているということから、工事の実施に当たっては、建設機械の集中稼働を避けた効率的な作業に努め、最新の排出ガス対策型の建設機械の使用に努めるとともに、建設機械の不必要なアイドリングの防止や良質な燃料の使用等により、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の影響の低減に努めるという
計画にされております。
続きまして、5ページを御覧ください。(2)騒音・指導です。工事の施工中です。こちら、騒音レベルにつきましては、解体工事では最大82デシベル、建設工事においては最大77デシベルということで、基準値を下回るものでございます。
続きまして、その下の括弧で振動ですけれども、振動レベルにつきましても、解体工事で最大69デシベル、あと建設工事では最大68デシベルいうことで、こちらも基準値を下回るものでございます。
次の6ページを御覧ください。(3)日影です。工事の完了後です。こちらも
南地区と同じで、
計画建築物により日比谷公園に生じる日影は3時間未満として、日影規制を満足するというものでございます。
(4)電波障害です。こちらも
南地区と同様に、地上デジタル放送、衛星放送において、遮へい障害が生じると予測されています。受信障害が発生した場合は、適切な受信障害対策を講じることで、テレビ電波の受信障害は解消すると考えているというものでございます。
(5)風環境です。こちらは、工事の完了後ですけれども、一部において建設前に比べて領域の変化が見られるのですけれども、全ての地点において、中高層市街地相当の風環境である領域Cに収まっているというものでございます。
次のページを御覧ください。7ページでございます。(6)景観です。工事の完了後です。こちらは、
計画地内は高層の建築物、
計画地周辺は現況と同じでございます。このため、主要な景観の構成要素は大きく変化しないと予測されております。
8ページを御覧ください。項番6、
環境影響評価の手続になります。(2)説明会の開催、同日付で14日、19日と開催をされておりまして、意見書の提出期限につきましても、7月26日となっております。
次の
資料№3-2を御覧ください。こちらは中地区に対する区長意見でございます。こちらも先ほどと同様でございます。総論につきましては、
区民が理解しやすいものとなるようにしてくださいということと、あと、(2)では、住民からの意見・要望については真摯に対応してほしいということ。項番の2、各論につきまして、大気汚染、最新の排出ガス対策型の建設機械の使用、アイドリングストップの確実な実施を行ってください。(3)電波障害につきましては、電波障害が生じた場合は、適切な対策を講じるとともに、近隣住民からの問合せには丁寧に対応してくださいということをお伝えしてまいります。
そして、一番最後のページになります。
資料№3-3です。こちらは、住民説明会の開催の結果でございます。項番の1の(3)出席人数ですけれども、14日が30名、19日が9名でございます。
項番2質疑応答ですけれども、こちらにつきましても、質問や
意見等はございませんでした。
続きまして、北地区の御説明をさせていただきます。
資料№4を御覧ください。北地区になります。
項番1
事業者、株式会社帝国ホテルほか1者でございます。
次の2ページを御覧ください。こちらにつきましては、(1)建築
計画の概要です。主要な用途、オフィス、宿泊施設、商業及び駐車場等となっております。最高の高さにつきましては、Ⅰ期がノースタワーで230メートル、Ⅱ期が新本館で145メートルとなっております。
そして、3ページを御覧ください。4環境調査項目でございます。こちらも先ほどの2地区と同じ、調査項目は6項目となっております。
続きまして、4ページを御覧ください。5評価等の結果の概要です。(1)大気汚染です。こちらも先ほどと同様に、工事の施工中、二酸化窒素の値が、Ⅰ期が0.063ppm、Ⅱ期が0.067ppmでありまして、Ⅰ期、Ⅱ期ともに環境基準0.06ppmを上回ると結果が出ております。浮遊粒子状物質につきましては、環境基準を満たしてございます。
このようなことから、工事の実施に当たりましては、建設機械の集中稼働を避けた効率的な作業に努め、最新の排出ガス対策型の建設機械の使用に努めるということと、あと、建設機械の不必要なアイドリングの防止や良質な燃料の使用等により、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の影響の軽減に努めていくとしております。
次の5ページを御覧ください。(2)騒音・振動でございます。こちら、騒音・振動ともに基準値を下回るものでございます。
続きまして、6ページを御覧ください。(3)の日影です。こちらも先ほどと同様に、日比谷公園に生じる日影は3時間未満と評価をしておりまして、日影の規制基準を満たすというものでございます。
(4)電波障害です。こちらは工事の完了後になりますけれども、地上デジタル放送については遮へい障害と反射障害、あと衛星放送については遮へい障害が生じると予測をされております。こちら、障害が発生した場合には、適切な受信障害対策を講じることにより、テレビ電波の受信障害は解消するということ、また業者は、住民からの問合せに対して相談受付の窓口を設置し、迅速かつ適切な対応を行うとされております。
風環境におきましても、先ほどと同様ですけれども、建設後は、一部において建設前に比べて領域の変化が見られるのですけれども、全ての地点において、中高層市街地相当の風環境である領域Cに収まっているというものでございます。
(6)景観です。こちらも先ほどと同様に、
計画地内は高層の建築物、
計画地周辺は現況と同じで、主要な景観の構成要素は大きく変化しないということでございます。
続きまして、8ページを御覧ください。項番6
環境影響評価の手続でございます。(2)説明会の開催も、こちらも先ほどと同様、14日と19日に行われました。
区長の意見書の提出期限につきましても、7月26日、項番の(5)となっております。
続きまして、次のページ、
資料№4-2を御覧ください。こちらは北地区の区長意見となりまして、先ほどと同様でございます。総論につきましても、分かりやすい表現、また住民要望は真摯に対応していただきたいということ、項番2各論の(1)大気汚染につきましても、環境基準を上回ることがないように努めてくださいという記載、また(3)の電波障害につきましても、近隣住民からの問合せには丁寧に対応してくださいと記載をしてございます。
そして、次に、
資料№4-3を御覧ください。北地区における住民説明会の開催結果でございます。出席人数につきましては、14日月曜日が37名、そして、19日土曜日が9名でございます。質問と意見につきましては、ここでは1件だけ、電波障害についての御質問が出されております。質問の内容につきましては、電波障害に関し、今回建設される建物によって生じたかどうかはどのように判断するのでしょうかといったところでございまして、そのときの回答は、建設工事の進捗によって建物が高くなってくるということから、工事中に電波障害が発生したかどうか、まず確認をしていただきたいということ。この段階で電波障害が発生した際は、お問合せ先に御連絡をいただいたら、専門会社が調査に入って、調査機器を使用して、その影響かどうかを確認して、今回の建物による影響と判明した場合は、
事業者と対応方針を検討して、適切に対応させていただきたいということを回答されております。
非常に長くなりましたけれども、説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○
委員長(
風見利男君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御
質問等ございましたら、順次御発言願います。
○
委員(杉本とよひろ君) 2点だけ、すみません。今、それぞれ
南地区と中地区と北地区の説明があって、1つは大気汚染なのですが、工事中の大気汚染に関しては、基準値を少し超えるということで、区長意見もこれから出されると思うのですが、それぞれの地区、大体オーバーしているのですが、これについて、それの対応策として、アイドリングをやめるとかいろいろ書いてありますが、実際それでどの程度の効果があるのかというのは、そこら辺は何か分かりますか。
○
環境課長(大浦昇君) まず、この数値を算出したときの前提条件ですけれども、そこにある機械を全て同時で動かした場合、そのときに出てくる二酸化窒素の排出量、最大値がこの数字になるということになっています。なので、分散をして使用する、あるいはアイドリングをやめるとかということで、では、具体的に数字がどのぐらい落ちるかということまでは、計算はできていないというものでございます。
○
委員(杉本とよひろ君) それで、それぞれの対策、アイドリングストップも含めてですが、そのように努力するとは言いながらも、実際にそれが実行されているのか、されていないのか、単純な質問であれだけれども、当然、区長から意見を出されたと。それで、当然、
事業者はそれを受けながら、こういった対応策について、そこで誰が監督管理をするか分からないのですが、そこら辺はきちんと意見を出したからには、こういった対策をきちんと実行しているかどうかというのが、僕は大事だと思うのです。そこら辺はどうなのでしょうか。
○
環境課長(大浦昇君) まず、区長意見に対する業者の見解ですけれども、それにつきましても、見解書という形で作成をされて公表される予定です。これについても、こちらでチェックをしたいと考えております。また、工事が進んでいく段階で、モニタリングというのをされるようでございまして、そういったことから、そこでもし改善するべきものがあれば、必要に応じて東京都からも改善を促していくといったことも聞いております。
○
委員(杉本とよひろ君) そうですね。そこら辺はやはり今後大事だと思います。
もう一つは電波障害なのですが、3つの地区はそれぞれ地上デジタルと衛星放送は、遮へい障害が生じると。最後の北地区に関しては、デジタルに関しては反射障害が一応予測されるということで、一応このアセスの
計画書でも、大体予想図が出ているのですが、特にこの反射障害、これはずっと新幹線沿いに影響が出る予測になっているではないですか。こういうのというのはあまり僕は見たことがないのですが、影響としてどういうことが考えられますか。
○
環境課長(大浦昇君) まず、影響を予測する範囲が芝浦の方に伸びているのですけれども、あくまでもそれは予測、
可能性といったところなのですけれども、実際はそこまで起きないだろうということを、業者が実際に回って検査をされているようでございます。恐らくJRの辺りで影響が止まっていると。
○
委員(杉本とよひろ君) 何があるところで止まっているのですか。
○
環境課長(大浦昇君) JRの線路があり、そこまでで電波障害が予測をされているというものでございまして、北地区の本編の190ページを御覧いただきますと、こちらが港区の東新橋と書いてある№24、こちらまで影響が出るのではないかと、予測はされております。ここで受信が、映りが悪くなるというのでしょうか、そういった影響が想定されるといったことが考えられています。
○
委員(杉本とよひろ君) 当然、電波障害が起きればテレビの映りに影響が出てくるわけで、遮へい障害と反射障害では、その影響の出方が当然違うわけですが、ただ、私が今質問したのは、遮へい障害は、よくこういう環境アセスで、超高層ビルが建つと、必ずこういう資料を見ながら、対策が具体的にあるのだけれども、反射障害で、僕も見落としているのかもしれないのですが、こうやって、相当芝浦の方まで影響が出るのかなと。
これは、いわゆる
南地区と中地区の建物と、それと、今、反射障害が予測される北地区、北地区は特にホテルで、これを見ると、図が出ているのですが、建物のところに電波がちょうど当たるというか、反射すると。そのほかの中地区と
南地区に関しては、ちょうど手前に、中庭ではないけれども、スペースがあるのですよね。建物はその奥にあるので、いわゆる反射障害が起きないと予測されているのですが、こういった建物の構造上、やはりこういった反射障害が出るのはある程度理解できるのだけれども、いずれにしてもこういう、相当の一直線で予測されているのはどうかなと思ったので、少し質問させていただきました。
それ以上のことは、なかなかお答えは難しいかもしれないのですが、ただ、いずれにいたしてましても、港区に対する影響、電波障害も含めてですが、そこら辺はやはり、先ほど質問させていただきましたが、区境で特にこういう大きなものが建つわけですので、そこら辺はしっかりと、今後、情報をつかんで、また公開もするということですので、また引き続きいろいろな意見が出ると思いますが、区としても注視していただきたいなと、一応最後、要望だけですが、お願いしたいと思います。
○
委員(横尾俊成君) 今のに関連して1点だけ。まず、テレビの受信障害が起きるということが書かれていますけれども、それに対して、今、
杉本委員からもありましたが、区としてどれだけ対応できるのかお聞きしたいです。例えば
事業者の説明会での回答にしても、適切に対応しますとしか言っていない。具体的に何をどう対応するのか。既に遮へい障害、反射障害が出るのが分かっているのだから、分かった場合にはこういう対応策があると、5つぐらい選択肢があるのですよというのは、もう今からでも分かっているはずなのです。だから、そこに具体的にどのような対応ができるのか。それは、例えばケーブルテレビを買って、ずっと
区民負担でやるしかないですよというような対応策だったとしたら、
区民としても別の違った意見が出てくると思いますし、何か少しその部分の具体策というのを、なるべく早い段階で明らかにしてほしいということを、区としても
事業者に要望してほしいと思うのですけれども、それについていかがでしょうか。
○
環境課長(大浦昇君) 私どもも、具体的にどのような対応を取るのですかということは、確認をさせていただきました。アンテナの位置を変更するであるとか、あとはケーブルテレビに、今おっしゃられたように加入であったり、あとは共同受信施設というものがあるので、そういったものを検討ということを言われているのですけれども、こういった御意見を頂戴したということは、業者の方に、なるべく早く皆さんにお伝えできないかということは、伝えていきたいと思います。
○
委員(横尾俊成君) そのように対応していただいて、何か建ってから、障害が起きてから、もうどうしようもないという状況に陥らないように、区としても事前にいろいろ働きかけていただければと思います。
○
委員長(
風見利男君) ほかに。
少し、では私から。ここは3つの
計画なのですが、1つの
計画と同じように、3地区で4棟建つわけですよね。230メートルが3棟と145メートルが1棟ということで、それぞれのビルの間隔というのはどれぐらい開いているのですか。
○
環境課長(大浦昇君) まず、ほぼ25メートル間隔と聞いております。一番南側、港区側、
南地区と中地区の間が約25メートル、中地区と、あと北側の間隔が25メートル、北側の2本の建物が、それぞれやはり25メートルと聞いております。
○
委員長(
風見利男君) 風の場合は、高層ビルに当たると、上昇したり下降したり脇に回ったり、いろいろ風が変化するわけですよね。この
環境影響評価の風の影響が、そんなに現況と大して変わらないという評価なのだけれども、間を抜ける風というのはものすごく強くなるわけですよね。だから、まちを歩いていても、ビルから少し細い路地が来ると、そこからの風というのはすごいわけですよね。だから、私はこの
環境影響評価が、当然、風洞実験とかいろいろやったのでしょうが、それ以上に結果として強い風が出る
可能性があるので、ですから、この区長意見の中で、もっと風対策をしっかりやるようにという意見があるとよいかと。もう全部同じ区長意見で、風対策どうのこうのと書いているだけなのですよね。
だから、私は風が抜けるということを考えたときに、もっと風の対策、植栽だけではなくて、少し丸みをつけるとかということをすると、風の流れも大分変わるので、そういう本当に設計も含めた風の対策というのは、非常に必要なのではないかと思っているのです。だから、その辺をぜひ区長意見の中で、どういうふうに書くかは別にして、工夫できないのかというのが、この区長意見を読んでいて感じたので、その辺をぜひ検討できないかどうかという点、いかがでしょうか。
○
環境課長(大浦昇君) ポチの2つ目に、風環境の関係で、総合的に検討してくださいということは書かせていただいているのですけれども、ただ、その中にも建物形状ということで、そういったものをイメージはあくまでもしてはいたのですけれども、ただ、これを受け取られた方とかというのは、なかなかそういったことがイメージできないかもしれませんので、もう少し具体的に、丸みを持たせるとかといった表現ができないか、少しここは検討したいと思います。
○
委員長(
風見利男君) ぜひお願いします。
あと、日比谷公園側からの景観という、港区で言うと、旧芝離宮恩賜庭園からの景観というのが重点景観ということで、前に看板が見えないようにとか、いろいろ指定がありますが、日比谷公園ではそういうのがないのですか。いわゆるビル側からの景観ではなくて、日比谷公園側からの景観の制限みたいなものはないのですか。
○
環境課長(大浦昇君) 日比谷公園からの景観につきましては、すみません。私どもの方でも把握はしてございません。
○
委員長(
風見利男君) では、後で結構なので、分かったら教えてください。
○
環境課長(大浦昇君) はい、かしこまりました。
○
委員長(
風見利男君) ほかによろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
風見利男君) それでは、
報告事項(2)「(仮称)
内幸町一丁目街区
開発計画(
南地区)
環境影響評価書案について」、
報告事項(3)「(仮称)
内幸町一丁目街区
開発計画(中地区)
環境影響評価書案について」、
報告事項(4)「(仮称)
内幸町一丁目街区
開発計画(北地区)
環境影響評価書案について」は、これをもって終了いたします。
──────────────────────────────────
○
委員長(
風見利男君) それでは、
審議事項に入ります。初めに、
審議事項(1)「請願元第6号
羽田空港増便による都心および港区の
低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願」を議題といたします。
本請願については、本日継続ということでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
風見利男君) では、本日継続とされました。
──────────────────────────────────
○
委員長(
風見利男君) 次に、
審議事項(2)「請願元第10号
羽田空港新
飛行経路の港区
上空飛行に備えた港区
航空事故災害対策計画の策定を求める請願」を議題といたします。
本請願について、本日継続ということでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
風見利男君) では、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○
委員長(
風見利男君) 次に、
審議事項(3)「請願2第2号 羽田新
飛行経路の
運用延期または再検討を求める請願」を議題といたします。
本請願について、本日継続ということでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
風見利男君) それでは、本日継続と決定いたしました。